アデノウイルス

アデノウイルス抗体検査とプール熱

プール熱とアデノウイルスアデノウイルス抗体検査とプール熱についてお話します。プール熱とアデノウイルス抗体についての情報を知り、夏前にプール熱対策をしましょう。


プール熱を引き起こすのは、アデノウイルスの3型が多いですが、1、4、7、14型もあります。発熱をもって発症、頭痛、倦怠感、咽頭痛、結膜充血、羞明、流涙を訴え3-5日程度持続します。こういった症状のほかにも、急性期と回復期のペア血清からのアデノウイルス抗体上昇検査等を通して、プール熱と診断されることがあります。


幼児から小学生に多いのは、アデノウイルスに対する抗体を持っていないことが多いからですが、手指を口に入れやすい、顔の近くでワーワーしゃべる、プールに入って水を飲みやすいなどもうつりやすい理由です。しかし、成人もうつることがありますので気をつけてください。



プール熱とアデノウイルス抗体

プール熱とアデノウイルスプール熱とアデノウイルス抗体についてお話します。プール熱はアデノウイルス感染です。咽頭結膜熱ですが、プールを通して感染することが多く、プール熱とも言われます。

診断は上記の症状からのほかに、確定診断として、ウイルス分離もあります。アデノウイルスを咽頭拭い液、結膜から分離したり、血清からウイルス抗原を検出したりするのです。あるいは急性期と回復期のペア血清からのアデノウイルス抗体上昇などで決定されます。アデノウイルス抗体を調べるための、迅速キットもでています。


予防としては、感染者との密接な接触を避けること、流行時にうがいや手指の消毒を励行することなどです。プール熱が流行している時には手拭やバスタオルなどの使いまわしは絶対に避けてください。



プール熱はアデノウイルスが原因

プール熱とアデノウイルスプール熱アデノウイルスによって引き起こされます。アデノウイルスの一つのウイルスのサイズは、直径十万分の7ミリメートル(70nm)ほどだそうです。プール熱を引き起こすアデノウイルスに対する特効薬は現状ではありません。


プール熱とアデノウイルス2ウイルスは粘膜から侵入しますから、感染を避けて粘膜を清潔に保つことと、粘膜と免疫力を強化することが大切です。プール熱の治療についてですが、結膜炎に対しては、抗生物質の点眼薬などで治療します。発熱とのどの痛みについては、解熱剤を服用して、風邪のときと同じように、安静を保ちます。脱水症状にも注意が必要です。二次感染予防として、まずは、プール熱感染者との密接な接触を避けることと、流行時にはうがいや手指の消毒を励行しましょう。



アデノウイルスの起こす、(プール熱以外の)感染症

プール熱とアデノウイルスの起こす感染症プール熱の原因はアデノウイルスです。アデノウイルスが引き起こすプール熱以外の感染症には、急性熱性咽頭炎、滲出性扁桃炎、上気道炎、出血性膀胱炎などがあります。


急性熱性咽頭炎(きゅうせいねつせいいんとうえん)は、のどの赤みと腫れ、首のリンパ節の腫れが見られます。つぎに滲出性扁桃炎(しんしゅつせいへんとうえん)ですが、のどの奥にある扁桃に、白い滲出物(しんしゅつぶつ)がつき、のどの痛みが強くなります。それから、上気道炎。のどの痛み、咳、声枯れ、倦怠感(だるさ)、悪寒、発熱が特徴です。アデノウイルスは出血性膀胱炎を引き起こすこともあります。これは幼児と学童にみられ、血尿と頻尿が特徴です。その他に、肺炎やはやり目といわれる、流行性角結膜炎(りゅうこうせいかくけつまくえん)などがあります。


プール熱等プールでのウィルス感染とかそんなに考えたことはないかもしれませんが、免疫力の弱い子どもには結構深刻な問題にもなりえます。もちろん、子どもへの感染が多いだけで大人だったら大丈夫というわけでもないようです。子どもだろうが大人だろうが同じように注意は必要です。


▼アデノウイルスが原因で起こる感染症
・プール熱(咽頭結膜熱<いんとうけつまくねつ>)
・急性熱性咽頭炎(きゅうせいねつせいいんとうえん)・・・・・乳幼児の冬風邪の一種
・滲出性扁桃炎(しんしゅつせいへんとうえん)・・・・・のどの痛みが強いのが特徴
・上気道炎(じょうきどうえん)・・・・・風邪の一種
・出血性膀胱炎(しゅっけつせいぼうこうえん)・・・・・幼児と学童がかかる。
・肺炎
・はやり目(流行性角結膜炎<りゅうこうせいかくけつまくえん>)・・・・目ヤニがついた衣服や寝具で感染